気になる2級FP技能士資格だけど、実際に取得している人の年代を知っていますか?
日本FP協会のホームページを見ていたら、納得の資料がありました。
参照元:https://www.jafp.or.jp/aim/fpshikaku/data/
上記のデータは2級FP技能士だけではなく、2級FP技能士かつAFPの資格取得者とさらに上級の協会資格であるCFPを取得している属性を表しています。
業種としては、金融・保険・不動産と幅広く、またそれ以外でも36%もあり、業種に関係なく取得されていることが分かります。
また、年代も面白いですね。これは2018年8月時点での、AFP・CFP取得者が属する年代を表しています。
受験者の年代ではありません。AFP・CFPを取得済みの年代です。30歳代からグッと増えていますね。
私が初めて2級FP技能士に合格したいと思ったのは20歳代前半だったと思います。
しかし、グラフを見ると、20歳代は少ないですね。
30歳代は20歳代の倍以上です。
30歳代といえば、仕事にも慣れ、自分の仕事への取り組み方も客観的に見ることができる年齢になったころでしょうか。また、将来の10年後20年後を考え始める年齢でもありますね。
現在の職場でのスキルアップのためにも、また、心機一転違う職場で自分を表現する手段の一つとして2級FP技能士資格を取得したのかもしれませんね。
AFP・CFPは2年に一度の更新制です。にもかかわらず、50歳代60歳代も取得者が4割を占めているということは、年代も幅広く、2級FP技能士(AFP)・CFPを活用されているのは間違いないようです。
2級FP技能士取得者で、かつ日本FP協会認定のAFPは取得したら終わり、の資格でないところが魅力です。2年に一度の更新制と言いましたが、更新時には15単位の継続教育単位を取得していないと更新できません。
継続教育単位とは、継続教育単位として認められた講義を受講したり、FPジャーナルという会員誌上で受験する継続教育テストに合格すると継続教育単位に振り替えられます。その継続教育単位を2年間のうちに15単位取得していれば資格更新できるのです。
資格って勉強しているときはもちろん内容を覚えているし、使える資格として自他ともに評価されますが、数年後、その資格を使っていないと、使えない資格(持ってるだけの資格)となってしまうわけです。英検でもそうですよね。英検2級持ってます、って20年前に取得していても言えるわけですから。英検受験時に覚えていた単語を20年後どれだけ覚えているでしょう。
日本FP協会のAFPは更新制なので2級FP技能士の知識の劣化が少なくて済むのです。もしかすると増強されるかもしれません。本来資格とはそうあるべきですよね。経済情勢や税法というのは、20年前と同じわけがなく変化するものなのです。継続教育単位を取得することは最新の2級FP技能士としての知識の再刷り込みとなるわけです。だからAFP付の2級FP技能士講座をおすすめするわけです
2級FP技能士を受験するのであれば、ぜひAFP取得もぜひ視野に入れてほしいです。劣化しない資格として永く使える資格となりますから。
注)2級FP技能士は更新制ではありません。1度合格すればずっと2級FP技能士です。更新制というのは、2級FP技能士かつAFP(日本FP協会認定資格)の場合だけです。