ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)とは改めて確認!

〇FP技能士の読み方:ファイナンシャル・プランニング技能士(ギノウシ)と読みます。

〇ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)とは?:

厚生労働省のホームページによると、
「技能検定という働く上で身につける、または必要とされる技能の習得レベルを評価する国家検定制度で、機械加工、建築大工やファイナンシャル・プランニングなど全部で130職種の試験があります。試験に合格すると合格証書が交付され、「技能士」と名乗ることができます。」
厚生労働省HPより(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/ability_skill/ginoukentei/index.html

ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)はこの技能検定の130職種の中の一つの国家資格となります。

〇ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)を受験しようと思ったらどこに申し込んだらいいか。

・一般社団法人 金融財政事情研究会(通称:きんざい)
・特定非営利活動法人 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(通称:日本FP協会)

上記の2つのどちらからか申し込みます。
この2つのどっちから申し込んだらいいか、違いが分からず迷います。

違いの1つ目は実技試験です。
金融財政事情研究会(通称:きんざい)は実技試験で生保・損保系の保険顧客相談業務(3級:保険顧客資産相談業務、2級:生保顧客資産相談業務)と個人資産相談業務のどちらかを選ぶことができます。
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(通称:日本FP協会)は、実技試験は資産設計提案業務があります。

実技試験って、どんな実技をするんだろうと不安になりますが、実技といっても記述式の筆記問題です。

ちなみに、私は日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(通称:日本FP協会)からFP技能士検定を受験しました。

FP技能士は3級FP技能士、2級FP技能士、1級FP技能士があります。

違いの2つ目は、
日本FP協会には国家資格のFP技能士と別に、協会資格の
AFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー)と
CFP(CERTIFIED FINANCIAL PLANNER®の略称)
があります。

2級FP技能士試験に合格した後、AFPの資格登録手続きをすればAFPとして認定されます。
AFPの資格登録手続きには、2級FP技能士に合格していること、さらにAFP認定研修を終了していることが条件です。

CFPになるためには、AFP認定者であること。
CFP資格審査試験6科目にすべて合格すること。
(科目合格の期限はないので1科目ずつ受験でもOK)
CFPエントリー研修を受講して終了すること。
実務経験3年以上。
合格後5年以内に登録申請。

とCFPまで取得しようと思ったら細かい受験資格がありますが、2級FP技能士=AFP(認定研修必要)と覚えておくといいです。

結局のところ、実務試験に何を選ぶかによって、きんざいから受験するか、日本FP協会から受験するか、選ぶことになります。

受験資格
〇3級:FP業務に従事している者または従事しようとしている者
〇2級:①3級技能検定の合格者
②FP業務に関し2年以上の実務経験を有するもの
③日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
④厚生労働省認定金融渉外技能審査の3級合格者

〇1級:【学科試験】①2級技能検定合格者で、FP業務に関し1年以上の実務経験を有する者(注1)
②厚生労働省認定金融渉外技能審査2級の合格者で、1年以上の実務経験を有する者(注1)
【実技試験】①1級学科試験の合格者(注2)

②「FP養成コース」修了者でFP業務に関し1年以上の実務経験を有する者(注1)(注2)(注3)
③日本FP協会のCFP認定者
④日本FP協会のCFP資格審査試験の合格者(注2)

(注1)「1年以上の実務経験」については、合格・修了の前後を問いません。

(注2)合格日・修了日が実技試験の行われる日の属する年度及びその前年度並びに前々年度に属するものに限られます。

(注3)FP養成コースとは、金融財政事情研究会が実施する「普通職業訓練短期課程金融実務科FP養成コース」を指します。

<受験資格はきんざいHPより抜粋>

金融財政事情研究会(通称:きんざい)ホームページ:https://www.kinzai.or.jp/
日本FP協会ホームページ:https://www.jafp.or.jp/

→→→ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)に合格するための勉強法