人によって違う保険のあり方

結婚したらこれくらいの死亡保障が必要、だったり、がん保険には必ず入るべき、だったり、世の中の保険に関する考え方というのはひと通りでないことを知っていますか?

だいたい何となく加入したり、これくらいは必要かな、と思ったり、また保険勧誘の方からこれくらいは、と言われるがまま保険契約をする人も少なからずいるのは間違いないようです。
かく言う私も、若いころは保険勧誘の方から提案された保険にそのまま乗っかるように契約した一人です。

月々数千円で、もしもの安心を買ったのです。

しかし、ファイナンシャルプランナーのFP3級、FP2級(AFP)の勉強を進め、実際に資格を取得した後に驚いたことは、世の中には例えば医療保険に加入しない、という選択肢があったことです。

病気で入院したらどうするんだろう…多額の入院費はどうするんだろう、としか考えられなかったものです。
貯蓄のない私は、入院費用は保険で賄うものだと考えていました。
しかし、入院費用を貯蓄で賄えるので、医療保険は必要ない、又は解約した、という記事を目にすることがあり、なるほど!入院しなければもらえない保険に掛け捨て同然で保険料を支払うより、その保険料を貯蓄に回すというそんな人がいるのです。

自分の所得であれば高額医療制度を使って、ひと月約88,000円以上負担することはなく、医療費だけであればこれくらいの貯蓄があればもう医療保険入らなくていいよね、と考えることができる人がいて、保険料を支払う代わりに貯蓄や投資することが可能な人もいるのです。

これだけ貯蓄があるので医療保険は必要ありません、というのは極端かもしれませんが、医療保険が必要か否かは自分で決めることができます。
貯蓄のない私(自分)が加入する保険は私(自分)しか決めることはできないのです。

大学を卒業して社会人1年生だったとすると、貯蓄はもちろん心もとない。入院した時の蓄えはない、とすると、入院した時に5,000円は必要と考えればそういう入院保障がある医療保険に入ればいい。結婚はしていない、亡くなって残される家族はないのに死亡保障は必要だろうか…と考える余地はあるし、必要なければ契約する必要はもちろんない。

自分だけしか分からない。自分だけしか決めることができない。保険も自己責任。
人に言われたから、友達が同じようにしていたから、ではもったいない気がします。

自分で考えて、決める、ことができる選択肢を持つために、キャリアアップのためとよく言われるファイナンシャルプランナーの勉強は自分のため、なんだと思います。

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