私の年末調整、ちゃんと扶養や生命保険など、控除がされてるかな?と思って、ネットで調べて試算してみたら、あれ?!全然違う!年末調整還付金はもっとあるはずじゃない?!って思ったことありませんか?
こういう問い合わせは年末調整が終わってしばらくした後、2月や3月だったり、それから、住民税の案内が来る6月頃まで結構あります。
なぜ間違ってる、って思ったか、というと、
自分でネットで調べて試算サイトって言うんでしょうか、Googleなどの検索で「所得税 控除 試算」などと検索すると、たくさんの試算サイトが出てきます。そこで自分で、自分の状況を入力すると、所得税と住民税の概算、また、所得控除額が出てくる仕組みです。そのサイトで実際試算してみて自分の源泉徴収票と比較すると、全然違う!間違ってると思うわけです。
先に結果を言うと、会計事務所は控除のチェックモレ、見落としがない限り間違うことはありません。
なぜなら、年末調整ソフトが計算してくれるからです。
あなたが記入して提出した、「扶養控除等申告書」や「保険料控除申告書」を漏れなく入力すれば必ず正しい控除額を算出してくれるようになっているのです。
では、どんな時に間違うことが多いか?!というと、頻繁に使うことのない控除の見落としです。
例えば、障害者、寡婦、特別の寡婦のところです。
ここのところは頻繁に、誰でもある控除ではないので、年末の忙しい時期にチェックモレがあることはあり得ます。源泉徴収票で該当箇所にチェックが見当たらなければ、チェックしてみる価値はあります。
ここで一番大事なことです!
ネットで出てきた試算サイトで試算しないでください
試算サイトが間違っているわけではないんです、たぶん。けれど、試算する時に問われていることが分からず入力を間違ってしまうと、なんじゃこりゃ・・・どことどこを足したらこんな数字になるんだろう…という結果が出てきます。
では、どこでチェックすればいいのか・・・
国税庁ホームページです。
国税庁 確定申告書等作成コーナー ←国税庁の確定申告書作成コーナーへ飛びます
ここで確定申告書を作成するというところから順に入力して、源泉徴収票も入力していって、確定申告書が出来上がり納付税額がプラスでもマイナスでもなければ、年末調整は合ってる、ということになります。
結構簡単に入力できるように工夫がされてます。使いやすくなってます。ぜひやってみてください。
手取り金額がいくらかが大事!と思っていたあなたは、実際のところ、所得税が年間これだけ引かれていて、扶養家族がいることによって、一人当たりこれだけ控除されていている、等今まで知らなかったことを気付くことでしょう。
曖昧にしか知らなかったことを知る良い機会となるはずです。